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アバター3D:ネタバレ注意
きっかけ
クリスマス前の休日、21日にアバター関係の仕事をしてからどうしてもアバターが観たくてたまらない衝動にもんもんと駆られていた。なんとなくアバターは、普通の映画と違い、発売前のゲームを待ち望む・・という感覚に襲われていた。映画でこういう待ち遠しい感覚になるのは初めてではないか。それはアバターの前評判と3Dという新しい試み映画だということもあってのことだった。特に監督のジェームス・キャメロンは、舞台挨拶や前インタビューで3Dに力を入れた大作である事を豪語していたからである。
で、近所のシネプレックスをiPhoneで調べてみると3D版が上映されているとのこと。TOHOシネマズのWebサイトでは「デジタル3D」と明記されていたのに対して、角川系のシネプレックスWebサイトでは単なる「アバター3D」とだけしか記載されていなかったので、「シネプレックスは、フィルム版3Dじゃないだろうな・・いやいやDLPアイコンマークも付いてるしあり得ないだろう。」と思ってしまった。ここら辺の表記は興業会社側で統一して欲しい所。普通じゃDLPなんわからんだろ。
とにかく、ネットで座席もしっかり予約して15:00からの上映に臨んでみた。
メガネ
映画館に着いて、チケットを受け取り、スクリーンルーム前で3Dメガネを貰う。どうもこの3Dメガネは配布してから返却するものらしい。マイ3Dメガネがあれば安くしてくれるぐらいのサービスは今後考えて欲しい。
にしても、3Dメガネはアメリカナイズなメガネになっておりフレームが分厚く赤色。しかもサイズは一つという。同行人はメガネが大き過ぎて鼻が痛いというし、自分は顔の幅が広い為、メガネをかけてもフレームの外がチラチラ見えてしまうし、メガネがずりおちてくるのを片手で支えながら観るという辛さ。同行人はしまいには鼻とメガねの間にティッシュをきちんと詰めて調節していた。ああ・・このメガネ、もう少し工夫が必要だな。
3Dについて
シネアドはフィルムで始まり、DLPの3Dデモ映像とこれから先は3Dメガネをおかけくださいと言ったテロップが流れてきて本編がスタート。流石に3Dデジタルシネアドはまだ少ないせいか、こういう風に本編がすぐに始まってくれるのは有り難い。
最初の宇宙船シーンを見た時にまず字幕に奥行きがある事に気付く。字幕がなんというか、少し宙に浮かんでいる・・という感じか。若干違和感。また映像に奥行きがあるのは凄いなとは思ったのだけど、宇宙船内のシーンで無重力状態で船内がグルリと回るとちょっと気分が悪くなってしまった。最近の映画はこういう気分が悪くなるシーンが多いが、3D+回転となると余計に酷い。
しかし、本編が始まるとそれほど酔いが酷くなるようなシーンは、全くなかった。
3D映像というとIMAXシアター等で上映されている天井までの大スクリーンでやたらと3Dを強調するような映像(ナイフを投げるとか夜をこちらがわに向けて飛ばしてくる)ばかりの映画になっていると思いがちだが、今回のアバターは全くそういう「3Dを意図した」演出を見せない(感じさせない)作品となっていた。
しかし、スクリーンの前方から遠方に物体が並んだりするとかなり奥行きがわかる。ただ、キャラクターが驚くほど飛び出してくるとかそういう事はないんだけど灰が舞い落ちるシーンや聖なる花(?)が舞い落ちてくるシーン等はスクリーンを飛び出して本当に映画館内に映像が舞っているように見えた。
ストーリーは?
ストーリは至ってシンプル。あらすじは、どこぞのサイト等を調べていただければ記載されていると思う。地球人は惑星パンドラに眠る鉱物資源採掘をめぐってパンドラに住むナビ族と争っていた。地球人はナビ族と人間のDNA融合体(アバター)に人間の意識をリンクさせ、融合体をスパイとして敵の情報確保手段として
潜り込ませる事にした。しかし、地球側の思惑は意外な方向へ・・というのがおおよそのあらすじ。
シンプルだし、ひねりも特にない。だけど、ナビ族を襲う人間が特に酷い存在として描かれており、アメリカ人がインディアンと闘ったような感覚にも思えた。
ただ、人によってはナビ族が不気味の谷並に気持悪いという人もいるだろうけど、自分はそんな風には感じなかった。
ファンタジーゲームやってれば、そんな感情も少ないのかな。
終わり際は、続編にも続きそうなエンディングとなっている。
実際、監督も好評であれば2作、3作と作りたいのだとか。うーん、でもあれ以上話を広げるとちょっとマンネリしそうな感じ。
感動シーンとは。
ストーリーはシンプルだが、映像美はそれを上回る存在感を出している。惑星パンドラの森や山や宙に浮かぶ岩は全てCGらしい。その背景にはCGらしさが全くなくナビ族や獰猛な動物達も気持悪いほどに滑らかに動く。
また、夜の森のシーンで光植物や川は驚くほど奇麗。ファイナルファンタジーを思い起こさせるほどに奇麗なのだ。
主人公が大きな翼の翼類を乗り回している空中シーン等は久々に奇麗さと音楽に感動した。
パンツァードラグーン+FF+フロントミッション
ストーリはシンプル、映像は奇麗・・おまけに3Dデジタル。でも、やっぱりどことなく日本のゲームを思い起こさせてしまった。
例えば空中に浮かぶ岩、昔、パンツァードラグーンというゲームがあったのだが、それにそっくり。森のシーンはFF、海兵隊の武器シーンはフロントミッション・・という感じ(解る人にはわかる)。アバター自体の発想はよかったのだけどもう少し独特の世界観を練り上げてもよかったのかなとも思う。構想10数年、製作4年にしては呆気ない。
キャメロンの思い入れ
最後にキャメロン自身は今後は3D映画しか撮らないと言っていたが、えらく3Dの魅力に取り憑かれた人である。それを豪語してる分だけ自然な3D演出がなされている気がした・・。
俳優陣は?
俳優陣は、ターミネーター4でのサム・ワーシントン。スタートレック(2009)やターミナルでトレッキーな女性税関役を演じたゾーイ・サルダナがヒロイン役に抜擢。サルダナは以前からチャーミングで魅力ある女性俳優であると感じていたが、今回のアバターでは、今まで以上にユニークなキャラクタで臨んでいる。
そして、キャメロン映画ではお馴染のシガニー・ウィーバー。1986年のエイリアン2からのコンビでいいキャラクターを演じていた。
でもって?
ストーリーは、至ってシンプルで理解しやすいもの。映像の迫力はあるし、昔のような「CGですー」というテクスチャバリバリの画像でなく本当にそこにあるような世界観を作り上げている。タイタニックの時はタイタニック船体が「CGだなー」とわかるような感じだったが、今回は感じさせない。またカメラワークも「3Dだから」という見せつけるワークではなく、「3Dだからこそ」映えるカメラーワークが随所に盛り込まれていた。
面白いというより、奇麗。
そういう意味でもう一度観たい作品
★★★★★
| Print article | This entry was posted by lucifer-alpha on 2009年12月28日 at 12:22 AM, and is filed under CINEMA, 洋画. Follow any responses to this post through RSS 2.0. You can leave a response or trackback from your own site. |
